A図は佐藤八段が25飛車と玉頭に嫌味を付けた局面。

次に64角～23銀打の狙いがあり後手も忙しい所ですが、

ここからの渡辺棋王の指し回しが正確でした。

本譜はA図から77歩、同金、76歩、78金、86歩、76銀と進みました。

渡辺棋王の次の一手が決め手だと思います。

B図から43角、34歩、45金、同銀、76角と進んで

形勢がはっきりしました。

渡辺棋王が第一局を制して、第二局は2月10日に行われます。

佐藤八段の巻き返しに注目です。