A図は村山七段が63金と角取りに打ったところ。
46角は49飛と打たれる手がありますので、先手は55角打と指しました。
あまり見かけない筋で驚きましたが、55同金は同角で11の香取りが受けにくいです。
本譜は64金、44角、79角と進みました。
B図から78玉と逃げましたが、この手が良くなかったとの感想が残されています。
B図では79同玉と取り49飛、69歩、44飛車成、56銀が良かったとのことです。
このように進むと次に66角や45銀打などの手があるので先手が良さそうですね。
以下少し進んでC図。
ここから村山七段が華麗に寄せきります。
まずは、75桂と打ちました。これに対して同歩、同金、82角成には
76銀、78玉、88飛車、同玉、87銀で詰み。
本譜は75桂、78金、66金で投了となりました。
最後の66金がかっこいい手ですね。同玉は65銀、77玉、76銀、同玉、65銀、77玉、76飛車、
88玉、86飛車寄で詰み。
村山七段はこれでベスト4進出。
村山七段には何回も将棋を教わり、食事や遊びにも連れて行っていただきました。
将棋もめちゃくちゃ強いですけど人柄もすごく良いので、朝日杯で是非優勝していただきたいです。