A図は先手が25桂と金取りに打ったところ。
これに対して郷田王将は43金と逃げましたが、これが良くなかったというのだから
将棋は難しい。43金に代えて85桂と攻め合いを目指すべきだったとの
感想が残されています。
43金以降は佐藤八段がペースを握り、迎えたB図。
ここで先手の佐藤八段が決め手を放ちます。
それが、14銀!
同香は13金ですので、同銀と取りますが同角成と切ってしまって
以下、同香、13金、11玉、23歩まで。
佐藤八段が寄せきりました。優勢になってから王様を寄せるまでが速すぎますね。
見事です。
これで、佐藤八段は6-1で首位をキープ。
ただ、最終戦で行方八段との直接対決も控えていますし、
まだまだわかりません。どのような展開になるのか注目です。