今日は上級者の勉強法について私なりの考えを書いていきたいと思います。
中級編では、主に定跡と詰将棋が効果的と書かせていただきました。
ですが、今回は定跡をいったん外していただいて詰将棋と実戦の二つが
上級者には良いのかなと思います。その理由として、定跡というのは一局の将棋の中で応用として
使用するのであって、定跡通りに進行することはごく稀です。あくまで将棋の本質を知り基本を
理解することにおいて効果的であって、実戦には少ししか役に立ちません。
それよりも実戦を多く指して経験を重ね、詰将棋をたくさん解くことによって、
読みの部分を鍛えたり、手筋を多く知ることの方が上級者の方にとっては良いのかなと思います。
手数は5手だと少し簡単な気がするので、7手~9手をできるだけたくさん解きましょう。
1カ月や2カ月では効果は実感できないと思いますが、石の上にも三年という言葉がある通り
粘り強く取り組んでいけば、効果は徐々に出てくると思います。