勉強法 初心者編

まだ将棋を始めたばかりで、どんな勉強をすればいいのかわからなくて困っている。という方は

結構多いんじゃないかなと思います。定跡を勉強しようにも本に書いてあることが理解できなかったり、

詰将棋も難しくて解けない。居飛車も振り飛車も戦法の数がたくさんあるし、囲い方も多くて覚えられない。

しかし、それでいいと思います。私が初心者の方におすすめするのは、とにかく実戦を指すことです。

めちゃくちゃでもいいから、とにかくやってみる。でも、それは必ず失敗すると思うんです。

その時に、さっきはこう指されて負けたから次はこうしてみよう。その繰り返しです。自分でちょっとずつ修正して、

経験を重ねていく。そうすることで同じ失敗はしないようになるし、棋力も徐々に上がってくると思います。

まだ私が小学生の頃、駒の並べ方と動かし方だけを覚えた状態(もちろん戦法も囲いも知らない)で、

関西将棋会館で初めて将棋を指した時、一回も勝てなくて12連敗してしまいました。

初めて勝った将棋を今でも覚えているのですが、私が王手した時に相手は気づいていなくて、

受けなければいけない所を受けなかったんです。そして指が離れたと同時に一瞬で王様を取りました。

あまりにも嬉しくてその出来事は今でもよく覚えています。

実戦をいっぱい指した結果、将棋の楽しさや面白さにのめり込み自然と戦法や囲い方も

覚えていったような気がします。

ですから、初心者の皆さんもとにかく将棋をいっぱい指しましょう。

すぐに効果は感じられないかもしれませんが、徐々に力はついてくると思います。